◎実施レポート◎VOCA展2018編 2018.3.21

春分の日、上野の森美術館で開催中の「VOCA展2018 現代美術の展望─新しい平面の作家たち」へ!

暖かくなってきたなぁ…ちょっとお花見もできるかなぁ…と思っていたら、当日はなんと雪!
午後のヨリミチ時間には雨に変わり、今回のヨリミチはしっとり落ち着いたした空気感でスタートしました。

VOCA展は美術関係者らが推薦した作家が、展覧会のために新作を制作して出品しています。その中からVOCA賞、奨励賞などの受賞作品が決まります。ヨリミチミュージアムでも、「ヨリミチ賞」をグループ毎に選びながら展覧会を楽しむプログラムを用意しました。

まずは一人で「おすすめ作品」を選びます。
真剣な眼差しで作品を一点一点鑑賞していきます。手元にメモを残しながら、作品のどんなところが心にとまったのか、じっくり考えてもらいました。

次にそれぞれが選んできた作品をグループでみていきます。作品の前でお互いに気づいたことや考えたことを話しているうちにまた新たな視点が生まれ、「見ても見ても見足りない!」という気持ちになってきました。

飛び込み参加でおしゃべりしていくお客さんがいたり、展示作家に偶然出会うグループもありました! 作家本人に会えるというのは、現代美術の醍醐味です。

 

作品:(左)梅沢和木《すべてを死るもの》/(右)小穴琴恵《無題》

DSCF6523
作品:ワタナベメイ《アイコン》

展示室で作品をたっぷり鑑賞したら、会議室へ移動して選考タイムです。
カタログを使って振り返りながら、展示室で語りきれなかったことを話し合います。

DSCF6527

選考が終わったら、それぞれのグループで選んだ「ヨリミチ賞」を発表し合いました。

視点を変えることで見えてくる感じが変わる、現実と非現実とが曖昧になってくる、普段は選ばないような作品だけどみんなと話して魅力的になってきた、などなど…それぞれのグループで選んだ作品は違いましたが、心にひっかかったキーワードには似たところもありました。

 

3グループのヨリミチ賞を紹介します。

グループ赤:森下明音《黄色い夜の音》
作品を前に話しているうちに、みんなの夏の記憶が蘇ってきて、作品の中のストーリーを一緒に作っているようだった。断片的な夏の記憶をつないでいって、ひと夏の思い出を紡いでいる絵日記のような作品。夜の音なので、Sound “of” だと思っていたけど、英語のタイトルをみるとSound “in”。それだけでも見え方が変わった。

グループ青:藤井俊治《快楽の薄膜》
色合いが好き。とにかく好み!
いろんなレイヤーが重なっていて、そこに実在するものなのか実在しないイメージなのか。みればみるほど作品の前から離れられなくなる。作者が男性で驚いた。どんな方なんだろう?

グループ緑:ワタナベメイ《アイコン》
普段ならそんなに立ち止まらないけど、みんなでみると思うとみてみたくなった作品。大きい目が印象的。いまの時代(デジタルな空間や都会の街の様子)を反映していると思った。

最後に美術館の坂元さんからお話をいただき、展示についての質問にも答えていただきました。

2回目となったVOCA展でのヨリミチミュージアム、今年も参加者のみなさんと自分たちの視点でアートを楽しむ時間を過ごすことができました。
また来年もヨリミチしたいな、と思います!


kondo 2Writer:こんどう のりこ

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